H様邸の気密測定を実施しました。
結果は
相当隙間面積C値=0.17㎠/㎡でした
お家全体で14㎠
約3.74cm角の正方形分しか隙間がありません。
間違いなく高気密住宅ですね。
シードホームでは全棟で気密測定を実施し、
建物の性能を数値で目で見て確認できるように
性能報告書を発行しています
なぜ、高い気密性能を追求しているのかというと
健康で快適な室内環境づくりに重要な要素の一つだからです。
住まいには見えない隙間が存在しています。
隙間が多いと、いくら暖房や冷房を行っても漏れてしまい、
快適な室内環境を保つことができません。
気密が良い(隙間が少ない)と、
換気システムが効率よく循環し、空気のよどみもなく
快適な暮らしが実現します。
性能の高い断熱材やサッシを使っているから高気密高断熱住宅である
とは断言はできません。
施工がずさんなために性能が発揮されていない建物もありますし、
空間構成や開口部の取り方次第で数値も変わります。
気密を表すC値 (相当隙間面積)は計算上ではなく、
一棟一棟気密測定器を持ち込んで、現場で測ります。
大工が心を込めて一棟一棟丁寧に作っていますが
人間のする事なので、うっかりする事もあるかもしれません。
しかし、
シードホームの基準値C値=0.25㎠/㎡を超えるような事があれば
きちんとチェックして、塞ぐことを忘れていた隙間を埋めます。
そんな事はまずまずありませんが、測定を工事中に行うことで
チェックして改善することが可能です。
気密測定のタイミング一つ目は
工事途中
という事です。
慣れてない住宅会社さんは
意外にも完成後のみ測定しているケースが
結構あるように聞いていますが
完成した後に、
壁や天井のクロスや塗り壁の上から隙間を埋める処理をしても
残念ながら、気密は一向に改善されません。
無駄な隙間を埋めるか、埋めないかで
これから先に住む家の
快適性や光熱費が一生変わってきます
とても大事ですね。
念には念を、という事です。
そして
気密測定のタイミング二つ目は
構造体の状態で
必要なすべての穴を開けてから測定しています。
換気や配管など開けるべき部分の貫通穴を開けた後に
無駄な隙間があるかどうかを調べる、
これが気密測定の本当のタイミングです。
測定後に壁に穴を開けると、
その開け方や処理の仕方次第では、
気密が大きく落ちることも考えられます。
これでは建物の正確な性能を知ることは出来ません。
冬暖かく、夏涼しく、光熱費が安い住まいに必要である気密。
気密という基本的な数値は確かな実力を表すので
建物の正確な性能数値を知って、
健康で快適なお家づくりに活かしていきたいですね
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シードホーム こいだでした
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